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なめりかわ建物フェス

2026.07.08

■ 概要


富山県滑川市の歴史的建造物を一斉公開する北陸初の建築祭「なめりかわ建物フェス(なめフェス)」。普段は入れない旅籠や酒蔵、国登録有形文化財など10か所以上を巡り、滑川の“建物が語る物語”を歩いて体感する2日間です。

■ 場所・主催


主催:なめりかわ建物フェス実行委員会
会場:滑川市内各所(公開建物13か所ほか) ※2026年は4月11日(土)一般公開・12日(日)ツアー限定公開
公式サイト:namefes.jp

■ 取り組みの経緯


滑川市には歴史ある貴重な建築遺産が数多く残るが、多くの地元住民はその価値を、存在そのものを知らない日常を過ごしている。一方、建築マニアの間では滑川は「隠れた宝庫」として知られ、遠方からわざわざ訪れる人も少なくない。このギャップを埋め、地元の人が自分たちの街の価値を再発見する機会をつくりたいという思いから生まれたのが「なめりかわ建物フェス(なめフェス)」だ。きっかけは、滑川で活動している現実行委員メンバーが、東京在住で歴史的建造物の魅力を広めるための活動をしている「わくわく建築(近代建築インフルエンサー・藤沢うるう、イラストレーター・コジマユイ)から「滑川には実は趣のある建築文化財がたくさんある」と聞いたことだった。その後、「滑川=建築文化遺産のまち」という視点が確信へと変わり、滑川で活動するプレイヤーたちを実行委員に据え、2025年3月に第1回を開催した。初回は国登録有形文化財を含む11か所を公開し、のべ5,100名が来場。120名以上のボランティアが支えた。建物公開に加え、ガイドツアーやまち歩き、トークイベント、音楽企画も実施され、「こんな建物があったなんて知らなかった」、「背景を知ると、まちの見え方が変わる」といった声が寄せられた。この成功は「地方都市での建築祭の成功例」として東京建築祭や大阪のサミットでも紹介され、2026年4月には全国の建築公開イベントを牽引する団体が集う「ジャパン・オープンハウス・サミット」が滑川で開かれることとなった。なめりかわ建物フェスはこれからも建物と人が出会い、歴史的に価値のある建物を保存・活用していくために人とまちをつなぐエンジンとしての役割を担っている。

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