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民宿プラトーハウス創業|富山県滑川市の1日1組限定の素泊まり宿

2026.07.08

■概要

富山県滑川市の地域おこし協力隊員が、空き家となっていた一軒家を活用して開業した「民宿プラトーハウス ~1日1組限定の素泊まり宿~」は、ほたるいかなど富山の春を楽しむ旅の拠点としてだけでなく、旅先で暮らすように過ごせる宿としての想いを込めて創業された。

■場所・事業者

富山県滑川市上小泉687-14

滑川市地域おこし協力隊 田中啓悟

■取り組みの経緯

「民宿プラトーハウス」を開いた滑川市の地域おこし協力隊として活動する田中隊員は、普段は市の空き家バンクの運用や、市内に残る歴史的建造物を使ったイベントの企画・運営に携わり、空き家やまちの資源と向き合い続けてきた。大阪から滑川へ移り住んだ当初は市内のアパートで暮らしていたが、一軒家への引っ越しを選んだ背景には、「空き家の活用を進めていくのなら、まず自分自身が実践者でありたい」という思いがあったという。

転機が訪れたのは、アパートの更新期限が目前に迫っていた頃。地域で知り合った方の実家がたまたま空き家となり、「家を使ってくれる人を探している」という話が舞い込んだ。この巡り合わせに二つ返事で引っ越しを決意し、大家さんや地域の住民と力を合わせ、壁を塗り直し、傷んだ床に手を入れながら、眠っていた家を一部屋ずつ蘇らせていった。こうして2026年5月、「1日1組限定の素泊まり宿」としてオープンにこぎ着けた。

この宿に込められているのは、「多くの方に滑川へ留まってもらい、街を歩いて巡ってもらう一つのきっかけになってほしい」という願いだ。ほたるいかをはじめとする富山の春の風物詩を目当てに訪れる宿泊客を中心に、家をまるごと貸し切り、暮らすように過ごせるプライベートな宿として人気を集めている。まだ手を入れる余地を残した大型の一軒家から生まれる小さな滞在の輪が、滑川のみならず富山全土へと静かに広がっていく——その最初の一歩が、ここから始まっている。

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