中滑川複合施設メリカ商品開発支援プロジェクト
滑川の隠れた恵みと、意欲ある人を、商品に育てる。
STORYはじまりの物語
「試しに植えてつくってみたけど、売り先がない」
「せっかく漁獲されているのに、活かしきれていない」
そんな声が、滑川のあちこちから、ぽつり、ぽつりと聞こえてきていました。
「滑川の特産品といえば、ほたるいかぐらい」——世間ではそう言われがちなこの街にも、実はいまだ知られていない商品と、意欲ある人材が、確かに存在しています。畑の片隅で試験的に育てられた作物。漁で揚がっているのに、加工の出口がないまま眠っている魚介。”素材” と “つくり手の想い” はあるのに、”届ける先” がないまま止まってしまっている恵み——それが、滑川の現実でした。
そんな方々から、「商品開発や広報に、協力してもらえないだろうか」——そう相談が寄せられたことが、この 滑川特産品開発プロジェクト のスタートでした。
拠点となるのは、中滑川複合施設メリカ。樋口幸男、株式会社マチベース、そして市内事業者 が中核となり、意欲ある生産者・漁業者・料理人・菓子職人など、”滑川を良くしたい” と手を挙げる一人ひとりを横につないでいくかたちで、商品開発を伴走しています。
CONCEPT“素材” と “人” をつなぎ、”商品” に育てる
このプロジェクトは、単なる商品開発の請負ではありません。
大切にしているのは、「売り先がない」「活かしきれていない」の声に、まず耳を傾けること。そして、”素材を持つ人” と “知識・技を持つ人” と “売り場を持つ人” を、まちの中でつないでいくことです。
“ほたるいかしかない街” と言わせない、”隠れた恵み” を掘り起こし続けるまちへ。
滑川産のハイビスカスローゼルを使いたい生産者がいたら、加工の専門家と料理人につなぐ。とやまえびの新しい食べ方を試したい漁業者がいたら、料理人と加工の場につなぐ。海洋深層水でスイーツを作りたい菓子職人がいたら、素材提供者と売り場につなぐ——。素材と人と場所と売り場、そのすべてが滑川の中で循環することで、まちの商品が生まれ続けるエコシステムを育てていきます。
PROJECT INFOプロジェクト概要
- プロジェクト名
- 滑川特産品開発プロジェクト
- 中心人物
- 樋口幸男/株式会社マチベース/市内事業者
- きっかけ
- 「試しに植えたけど売り先がない」「漁獲されているのに活かしきれていない」——地域の意欲ある生産者・漁業者からの、商品開発と広報への協力相談
- 拠点
- 中滑川複合施設メリカ(シェアキッチン・調理スタジオを活用)
- 連携のかたち
- 滑川市の農作物直売所「ひかる市」や滑川漁業協同組合が組織として直接関与するのではなく、そこに所属する会員の方々(生産者・漁業者個人)と個別に連携するかたち
- 連携する担い手
- 地域の生産者、漁業者、市内の飲食店、市内のお菓子屋さん、加工・製造の専門家
- 開発した商品の一例
-
・滑川市産ハイビスカスローゼルを使ったジュース(カフェMOMOKAで販売中)
・滑川漁港で揚がったとやまえびの昆布締め(ふるさと納税返礼品登録)
・食香バラを利用した苺とライチのパンナコッタ 食香バラのジュレを添えて(レコンパンスルージュ/販売終了)
・滑川の海洋深層水を活用したスイーツ ほか - 販売チャネル
- カフェMOMOKA/ふるさと納税返礼品/イベントなど各種スポット販売
- カテゴリー
- 産業 / 観光
- 中心メンバー
- 樋口幸男、株式会社マチベース、市内事業者、地域の生産者会員、漁業者会員、市内飲食店、市内菓子店、加工・製造の専門家
STRUCTURE運営の内部編成
「滑川特産品開発プロジェクト」は、”つなぐ” と “かたちにする” の両輪を、樋口幸男・株式会社マチベース・市内事業者を核にした小さな班で回しています。
コーディネート班(樋口幸男 × 株式会社マチベース × 市内事業者)
生産者・漁業者・料理人・菓子職人・売り場を横断的につなぐ、プロジェクトのハブ。
開発サポート班
シェアキッチン・調理スタジオの運用、試作の伴走、レシピ・工程の記録。
素材・つくり手連携班
ひかる市の会員、漁業協同組合の会員など、個人単位のつくり手と連絡調整。旬・数量・仕入ルートの整理。
売り場・販売設計班
ふるさと納税、カフェMOMOKA、スポット販売など、商品ごとの出口を設計。
広報・ブランディング班
パッケージ・POP・SNS発信を通じて、滑川の商品として世に届ける。
ACTIVITY特産品が生まれるまでの流れ
- 声を拾う「試しにつくってみたけど売り先がない」「活かしきれていない素材がある」——生産者・漁業者・料理人・菓子職人からの相談を丁寧に受け止める。
- マッチング樋口幸男・株式会社マチベース・市内事業者が、素材を持つ人と、加工の技・調理の腕・売り場を持つ人を引き合わせる。
- シェアキッチン・調理スタジオで試作プロの厨房環境で試作を重ね、レシピと工程を固める。
- 商品化・パッケージ設計名前・パッケージ・価格・数量を整え、商品として完成させる。
- 売り場へ届けるふるさと納税、カフェ、スポット販売など、商品にふさわしい出口へ。
VOICE参加者の声
- 「試しに植えてはみたものの、売り先がなくて悩んでいた。相談したら、こんなかたちで世に出るとは。」(生産者)
- 「漁で揚がっていたのに、活かしきれていなかった素材が、ふるさと納税の返礼品になった。誇らしい。」(漁業者)
- 「シェアキッチンで試作を重ねられたおかげで、菓子として自信を持って世に出せた。」(菓子職人)
- 「メリカに行けば、素材も、キッチンも、つないでくれる人もいる。他にはない環境です。」(開発参加者)
- 「”ほたるいかしかない街” だと思っていた滑川に、こんなに隠れた恵みがあったなんて。」(市民)
MESSAGEメッセージ
COLLABORATIONつくり手たち
- 樋口幸男
プロジェクトの中心人物。素材と人と場所と売り場をつなぐ、まちのハブ役。
- 株式会社マチベース
プロジェクトの推進体。地域ビジネスの視点で、商品開発と流通を伴走する。
- 市内事業者
まちの事業者としての知見と販路を持ち寄る、プロジェクトの実装力。
- ひかる市に所属する生産者の皆さん
「試しに植えてみた」作物に、商品としての出口をつくる意欲あるつくり手。ひかる市(組織)ではなく、所属会員一人ひとりとの連携で動く。
- 滑川漁業協同組合に所属する漁業者の皆さん
「活かしきれていない」漁獲に、新しい価値をつける意欲ある担い手。漁業協同組合(組織)ではなく、所属会員一人ひとりとの連携で動く。
- 市内の飲食店・お菓子屋さん
レシピ開発・調理技術の担い手。素材を “食べられるかたち” に翻訳する職人集団。
- 加工・製造の専門家
素材の知識と加工の技を持ち寄る、開発の技術的な土台。
- 中滑川複合施設メリカ
シェアキッチン・調理スタジオを備え、開発の実験室となる公共施設。
- カフェMOMOKA/レコンパンスルージュ ほか売り場の皆さん
商品を店頭に並べ、まちの人と外の人へ届ける、大切な出口。
FIELDこのプロジェクトは「まち」が学びのフィールドです
畑・漁港・厨房・売り場——滑川のあらゆる場所が、このプロジェクトの学びのフィールドになります。「試しに植えてみた」の一言。「活かしきれていない」のつぶやき。そんな小さな声を拾えるかどうかで、まちに眠る恵みは “商品” にも “そのまま朽ちる素材” にもなります。
「参加する」だけで終わらせず、生産者として素材を持ち込んでみる。漁業者として新しい売り方を相談してみる。料理人・菓子職人として試作に手を挙げてみる。売り場の担い手として、商品を店頭で紹介してみる。その小さな関わりが、滑川の商品の幅を広げ、地域で動く人=実践人口へとつながっていきます。
あなたの「素材」や「技」や「売り場」を、次の滑川の特産品に貸してみませんか。












