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滑川海岸清掃プロジェクト

我が子を、この海で遊ばせたい。

STORYはじまりの物語

「我が子を、この地元の海で遊ばせてあげたい。」

そんな、ごく個人的で、ごく切実な想いから、このプロジェクトは始まりました。

樋口 幸男 さんは、『富山の遊び場!TV』のユーチューバーとして、滑川海岸の海岸清掃の様子を撮影しに出かけました。カメラを回しながら海岸を歩いてみると——目に飛び込んできたのは、想像を大きく超える量のゴミでした。

なかでも危険だったのが、大量に散らばる釣り用ルアー。鋭い針が砂利に紛れ、小さな子どもが裸足で歩くには、あまりに危険な浜辺。「これでは、うちの子を海で遊ばせられない」——樋口さんの目に映ったのは、”美しい滑川の海” とは違う、静かに荒れた富山の海の姿でした。

「だったら、自分たちで拾おう。」

その一念で、樋口さんは『富山の遊び場!TV』のメンバーやファンを巻き込み、滑川海岸清掃 を始めます。時は、2019年。この小さな一歩が、まちの海岸を守り続ける定期活動へと育っていきました。

活動を始めた当初は、毎回100を超えるルアーを拾っていたそうです。それが、いまでは10個未満まで減少。何年もの積み重ねが、確かに海岸を変えてきた証です。

2026年現在、通算34回目。 この清掃活動は通算34回目を数えるまでに。春・夏・秋を中心に年4〜5回のペースで、市民と多様な団体が肩を並べて拾い続けています。

CONCEPT“小さく、長く、地域に根ざして”

樋口さんが最初から大切にしてきた、はっきりした方針。

“小規模定期開催”——。「小さな海岸に何百人も集めるのは、効率が悪いし、”パフォーマンス” にしかならない。」その考えのもと、大規模な一発イベントではなく、無理のない人数で、何度も繰り返すことを選び続けてきました。回を重ねることで、地域に本当に合ったかたちを、少しずつ探り、育てていく——それが、この活動の背骨です。

※ ただし人数制限をしていないので、多い時には100名を超えることもあります。

PROJECT INFOプロジェクト概要

プロジェクト名
滑川海岸清掃プロジェクト
発起人
樋口 幸男(『富山の遊び場!TV』ユーチューバー/滑川市に移住直後にプロジェクトを開始)
現主催
一般社団法人ばいにゃこ村 代表 さだ ありさ
拠点
滑川海岸
開始年
2019年
通算開催回数
34回(2026年時点)
開催頻度
年4〜5回(春・夏・秋を中心に開催)
参加対象
子どもから大人まで、どなたでも
参加費
無料
運営方針
小規模定期開催/ゆるく、楽しく、面白く)
カテゴリー
福祉・ボランティア / 交流・まちづくり
中心メンバー
一般社団法人ばいにゃこ村(代表:さだ ありさ)、発起人 樋口 幸男、市民ボランティア

STRUCTURE運営の内部編成

「滑川海岸清掃プロジェクト」は、大規模イベントではなく、”小さく回すからこそ長く続く” を大事にした軽やかな運営体制で動いています。

主催・統括班(一般社団法人ばいにゃこ村/代表 さだ ありさ)

全体スケジュール、開催告知、連携先との調整。プロジェクトの現在の顔。

発起・伴走班(樋口 幸男)

立ち上げから続く運営ノウハウを次の世代に手渡す、活動の背骨。

企業・団体連携班

広貫堂・金七など富山県の企業、滑川市行政、漁業協同組合、社協、ボランティア連絡協議会、地元企業との連絡調整。

当日運営班

集合・受付、道具(軍手・トング・ゴミ袋等)の準備、ゴミの分別・回収ルートの管理。

記録・広報班

拾ったゴミの記録(ルアー数などの推移)、SNS発信、参加者の声の記録。

※ 「リーダーが変わっても、活動は続く」——そんな引き継ぎ可能な仕組みが、この活動の一番の強みです。

ACTIVITY当日の流れ

  • 集合・受付滑川海岸に集合。軍手・トング・ゴミ袋を受け取り、簡単な安全説明。
  • 清掃開始各自のペースで海岸を歩きながら、プラスチックゴミ・ペットボトル・釣り具などを拾う。
  • 危険物ハンドリング釣り用ルアーなどの危険物は、専用の容器で慎重に回収。
  • 分別・記録拾ったゴミを分別し、種類・量を記録。特にルアーの個数は年ごとに追いかけている。
  • ふりかえり・解散「今日は何個拾えたか」を共有し、次回への引き継ぎ。

VOICE参加者の声

  • 「はじめて撮影した頃、この海岸の状態を見て衝撃だった。7年経って、確かに変わってきた。」(発起関係者)
  • 「子どもたちに綺麗な海を見せれることが、何よりうれしい。」(保護者)
  • 「夏は毎月のように開催しているので予定があった時参加できて無理がない。」(常連参加者)
  • 「ゴミは無くならないけれど、積み重ねって、本当にちゃんと効くんだと実感しました。」(参加者)
  • 「政治色がないから、純粋に “海のために” 集まれる。それがこの活動の一番いいところ。」(参加者)

MESSAGEメッセージ

華々しいイベントは、いりません。

小さく、地道に、何度も。一人が拾える量は限られていても、7年間・34回積み重ねれば、100個のルアーは10個以下になる——この事実は、”継続” の力を静かに証明しています。

滑川海岸清掃プロジェクトは、”我が子を、この海で遊ばせたい” という、一人の親の想いから始まりました。そして今、その想いは、一般社団法人ばいにゃこ村 代表 さだ ありさ の手にバトンが渡り、次の世代へと引き継がれています。リーダーは変わっても、活動は続いていく。その仕組みそのものが、この活動の “地域の財産” です。

COLLABORATIONつくり手たち

  • 一般社団法人ばいにゃこ村(代表:さだ ありさ)

    現主催団体。全体運営・広報・連携の中心。

  • 樋口 幸男

    発起人。2019年に『富山の遊び場!TV』の撮影を通じて活動を立ち上げ、持続可能な海岸清掃の仕組みと方針を築いた人物。

  • 富山の遊び場!TV

    立ち上げ期の主要メンバー・ファンとして海岸清掃を共に始めた仲間。

  • 広貫堂/金七 ほか富山県の企業

    企業として活動を支える協力者。

  • 滑川市行政

    行政の立場から活動を後押し。

  • 滑川漁業協同組合

    海と共に生きる立場から、清掃活動を支援。

  • 滑川市社会福祉協議会/滑川市ボランティア連絡協議会

    市民の力を束ね、必要な現場へつなぐ。

  • 地元企業・市民団体

    まちの一員として、道具・人手・場所を持ち寄る担い手。

  • 参加する子どもから大人まで

    拾う人、次回連れて来る人。すべての参加者が、この場の主役。

FIELDこのプロジェクトは「まち」が学びのフィールドです

滑川海岸そのものが、このプロジェクトの学びのフィールドです。海岸に落ちている一つのプラスチック、一本のルアー——そこに屈んで手を伸ばすことで、”自分のまちの海” が、はじめて自分ごとになります。

そして、この活動の本当の学びは、”ゴミを拾うこと” そのものよりも、”小さく、長く、続けるかたち” を体で覚えられることです。派手さがなくても、政治色がなくても、7年間・34回積み重なれば、様々な活動にも派生して海岸は変わり始める——その事実こそが、まちで動く実践人口へと連なる大切な気づきです。

「参加する」だけで終わらせず、次回は道具の準備を手伝ってみる。子どもを連れて一緒に海岸を歩いてみる。企業や団体として、道具・場所・人を持ち寄ってみる。その小さな関わりが、滑川の海岸を守り、地域で動く人=実践人口へとつながっていきます。

次の清掃日、あなたも、”我が子の海” を拾いに来てみませんか。

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