なめりかわ 子ども店長まつり
子どもが主役の “はたらく” と “お金” のリアル体験。
STORYはじまりの物語
コロナウイルスが終息しても、まちの子どもイベントはなかなか再開されませんでした。そしていつの間にか、コロナ禍に生まれた子どもたちは、縁日を一度も知らないまま大きくなろうとしていました。
「この子たちに、”楽しい” を体験させてあげたい」
そんな想いをもっていた 蝶 美沙紀さん が、地域のまちづくり団体 ばいにゃこ村 に相談したのが、すべてのはじまりです。
「それなら、いっそ自分たちで地域イベントを作ってみよう」「どうせなら、”楽しい” だけじゃなく、子どもたちが学べるイベントにしよう」——そんな対話の中から、企画は少しずつ形になっていきました。
大人になれば当たり前になる “はたらいてお金を得る” というサイクル。けれど、子どもたちがそれを実感として学べる機会は、学校の授業や本の中だけになりがちです。
「本物のお店を、子ども自身の手で開いたら、もっとリアルに “お金” と “はたらく” を学べるはず」
その想いを軸に据えて、2023年9月24日、中滑川複合施設メリカで、記念すべき第1回「メリカこども店長まつり」が開催されました。
第1回は、人形すくい・キーホルダーづくり・アクセサリー屋さん・くじ引き屋さんなど、子どもたちが自分で考えたお店が並ぶ、賑やかなお祭りに。会場ではオリジナル通貨「ニャケット」を導入し、来場者はニャケットを購入して子ども店長のお店で買い物・体験を楽しむ——まち全体が小さな経済圏になる、そんな一日でした。
CONCEPT“体験する” から “実践する” へ
単なる “お店屋さんごっこ” ではありません。
企画会議 → 仕入れ → 値付け → 出店準備 → 接客・販売 → 売上集計・ふりかえり——実社会に近い一連の流れを、子ども自身が経験する実践型の学びの場です。
成功も失敗も、まるごと本人の学びに変わっていく時間。
売れなかった時は「なぜ売れなかったのか」を考える。売れすぎたら「次はもっと仕入れよう」と工夫する。お客さんの前で緊張して声が出なかった子が、次の回には笑顔で呼び込みができるようになる——そんな成長が、この場所では毎回起きています。
そして、そのすべての体験を彩るのが、会場限定のオリジナル通貨「ニャケット」。子どもたちは、自分の手でニャケットを受け取り、お釣りを渡し、集計する——そのたった一枚が、”はたらいて得る対価” の手ざわりを、子どもの中に刻んでいきます。
PROJECT INFOプロジェクト概要
- プロジェクト名
- なめりかわ 子ども店長まつり
- 主催
- 子ども店長まつり実行委員会(代表:蝶 美沙紀)/地域の子育て中の親子
- 共催・伴走
- ばいにゃこ村
- 拠点
- 中滑川複合施設メリカ
- 初開催
- 2023年9月24日(日)
- 開催頻度
- 年1回程度
- 時間帯
- 日中(例:10:00〜14:00 など、回により調整)
- オリジナル通貨
- ニャケット(当日受付で発行、来場者が購入して使う会場限定通貨)
- 参加費
- 入場無料/子ども店長のお店ではニャケットで支払い
- 対象
- 年中さん〜中学生程度(子ども店長として出店)/どなたでも(来場者として)
- カテゴリー
- 子ども / 産業 / イベント
- 中心メンバー
- 子ども店長まつり実行委員会、ばいにゃこ村、子ども店長として参加する子どもたちと保護者、地域の伴走大人
STRUCTURE運営の内部編成
企画・伴走班(実行委員会 × ばいにゃこ村)
全体スケジュール、店長募集、事前会議のファシリテーション。
事前準備サポート班
仕入れの相談、値付けのアドバイス、看板・チラシづくりの伴走。
通貨・受付班(ニャケット担当)
オリジナル通貨「ニャケット」の発行・両替・案内。
当日運営班
会場設営、店舗レイアウト、安全管理、来場者導線の調整。
ふりかえり班
終了後の売上集計サポート、子ども店長の学びの言語化、次回への橋渡し。
ACTIVITY子ども店長が体験する一連の流れ
- 店長会議「何を売る?」「いくらで?」「どうやってお客さんに来てもらう?」を子ども自身が考える。
- 仕入れ・準備材料や商品を仕入れ、看板・値札・チラシを手作りする。
- 当日オープン接客・呼び込み・レジ対応。ニャケットを受け取り、お釣りを渡す。
- 売上集計終了後、売れた数と売上を集計。原価を引いて “利益” を計算する。
- ふりかえり「うまくいったこと」「次に工夫したいこと」を言葉にして、次回へつなぐ。
出店の例:人形すくい、くじ引き、キーホルダーづくり、アクセサリー屋さん、ゲーム屋さん、ハンドメイド雑貨、ミニワークショップ など。
VOICE参加者の声
- 「接客って楽しい! 最初は緊張したけど、お客さんが笑ってくれて嬉しかった。」(子ども店長)
- 「売上を上げるには、を子どもが真剣に考える機会って本当に貴重。とてもいい経験になりました。」(保護者)
- 「実際にお金のやり取りをするから、家で話すより何倍もリアルに学んでいる。」(保護者)
- 「最初は少し緊張していたけど、呼び込みをする姿を見て『ぼくもやる!』と自分から一歩踏み出しました。」(保護者)
- 「コロナ禍で縁日を知らなかった娘が、こんなに目を輝かせて店番している姿を見られるなんて。」(保護者)
MESSAGEメッセージ
COLLABORATIONつくり手たち
- 子ども店長まつり実行委員会(代表:蝶 美沙紀)
まつりの主催団体。「子どもたちに楽しいと学びを」の想いから、地域の子育て中の親子とともに立ち上げた運営母体。
- ばいにゃこ村
実行委員会の相談相手・伴走者。地域まちづくりのノウハウを持ち寄り、企画・当日運営・ふりかえりを支える。
- 子ども店長として参加する子どもたち
この場の主役。企画から接客まで、すべての意思決定者。
- 保護者・ご家族
見守り、ときに相談相手。手を出しすぎず、子どもの挑戦を後ろから支える存在。
- 地域の伴走大人
仕入れ・値付け・接客のヒントを、実務の経験から伝えるサポーター。
- 中滑川複合施設メリカ
子ども店長が並ぶ賑わいの舞台となる公共施設。
- 来場者の皆さん
ニャケットを手に、子どもたちのお店をあたたかく応援するお客さま。
FIELDこのプロジェクトは「まち」が学びのフィールドです
学校の教室でも、家庭の食卓でもなく、本物のお客さんが行き交うメリカのフロアが、子どもたちにとっての学びのフィールドになります。呼び込みの声、レジで受け取るニャケット、売れて減っていく商品、そして終了後に手元に残る売上——すべてが、教科書には載っていない “リアル” です。
「参加する」だけで終わらせず、子ども店長として出店してみる。伴走大人として仕入れや接客のヒントを渡してみる。お客さんとして、ニャケットで子どもたちのお店を応援してみる。その小さな関わりが、子どもたちの選択肢を広げ、地域で動く人=実践人口へとつながっていきます。
次のまつり、子ども店長として、あるいは応援するお客さまとして、あなたも参加してみませんか。












