輪島市こども支援拠点プロジェクト
輪島の子どもたちに、いつでも帰れる場所を。
市民の一言から始まった、こども支援拠点の立ち上げプロジェクト。
STORYはじまりの物語
能登半島地震から時間が経ち、輪島の暮らしにも少しずつ日常が戻り始めていた頃。しかし、子どもたちを取り巻く環境は、大人が思うより深く傷ついたままでした。学校は再開しても、放課後の居場所がない。学童は満員か再開していない。仮設住宅では友達と自由に遊ぶ空間もない——。災害の影響を、いちばん静かに、いちばん長く受けるのは子どもたちです。
このプロジェクトの原点は、輪島市民からのひとつの相談でした。
「輪島の子どもたちが安心して過ごせる場所を、なんとかつくれないか」
その声を受け止めたのが、能登への支援を続けてきた一般社団法人ばいにゃこ村でした。すでに毎月10名〜の派遣で通いを続けていた土壌があり、地元の支援団体との信頼関係もあった。「支援を待つ」ではなく「一緒に立ち上げる」——そう判断し、輪島市に新たな拠点を構えることを決めました。
そこから始まったのが「輪島市こども支援拠点立ち上げプロジェクト」です。輪島市の支援団体「虹」と連携しながら、被災した子どもたちが安心して過ごせる居場所づくり、子ども食堂の運営サポート、配食支援を実施。滑川と輪島の両方で「子どもの居場所」を支える二拠点体制を築き上げました。
「能登はもう大丈夫」と言えるまで、通いは続きます。
PROJECT INFOプロジェクト情報
- プロジェクト名
- 輪島市こども支援拠点立ちプロジェクト
- 中心メンバー
- 一般社団法人ばいにゃこ村(樋口幸男 執行理事)/輪島市の支援団体「虹」
- 拠点
- 輪島市(新設拠点)/中滑川複合施設メリカ(富山県滑川市田中新町39-5/後方支援拠点)
- 支援対象
- 輪島市を中心とした能登半島の被災した子どもたち・親御さん
- 活動時期
- 2026年〜現在(拠点立ち上げから継続中)
- カテゴリー
- 防災・復興支援/子ども支援/まちづくり
- 担当領域
- 輪島市に子ども支援拠点を立ち上げ/子ども食堂の運営サポート/配食支援/居場所づくり/地元支援団体との連携/滑川と輪島の二拠点体制の運営
- 連携パートナー
- 輪島市の支援団体「虹」/輪島市行政/滑川市社会福祉協議会/滑川市/子どもサポート基金/全国の子ども支援NPO
- 参加方法
- 現地派遣メンバー登録/拠点運営サポート/子ども食堂ボランティア/物資・資金支援/広報・記録/滑川からの後方支援
- 現在
- 仲間・支援ともに募集中
STORY OF ORIGIN相談から拠点へ、時系列で振り返る
このプロジェクトは、市民の一言から拠点開設までを、複数のステップで丁寧に積み重ねてきたプロセスそのものです。
市民からの相談
輪島市民から「輪島の子どもたちが安心して過ごせる場所をつくれないか」という相談が寄せられる。外部からの提案ではなく、地域の声からの出発。
地元支援団体との連携
輪島市の支援団体「虹」とのつながりを構築し、「子どもたちの居場所つくり」を共同で進める体制を整える。地元主導・外部伴走という役割分担を明確化。
拠点の開設
輪島市に新たな拠点を開設。滑川市のばいにゃこ村が輪島市に構える初の常設拠点として、被災した子どもたちの支援がスタート。
継続と自立への歩み
子ども食堂の運営サポートや配食支援を継続。「立ち上げ」から「継続する仕組み」、そして「地域が自立して運営できる形」へと段階を進めている。
STRUCTURE二拠点体制で、子どもを支える
このプロジェクトは、輪島と滑川、2つの拠点が役割を分担しながら動く構造になっています。
| 拠点 | 役割 |
|---|---|
| 輪島市 新設拠点 | 現地での子ども支援の最前線。子ども食堂・配食・居場所づくり・親御さんとの相談窓口。 |
| 中滑川複合施設メリカ(滑川) | 後方支援基地。物資集積・準備調理・派遣メンバーの集結地・ノウハウの蓄積。 |
| 地元支援団体「虹」 | 輪島地域の主役として現地運営を担う、対等なパートナー。 |
「現地の日常」と「後方の準備」と「地元の主体」。この3者が連動することで、拠点は一過性ではなく、継続的に稼働する仕組みになります。
ACTIVITYプロジェクトでやっていること
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輪島市の子ども支援拠点の運営被災した子どもたちが安心して過ごせる居場所を、地元支援団体と共同で運営。
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子ども食堂の運営サポート温かい食事を通じて、子どもと親御さんが集まる時間をつくる。
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配食支援能登町・輪島市への継続的な配食。
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滑川市の子ども食堂との連動滑川市の子どもたちへも子ども食堂で食事を提供。
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地元支援団体「虹」との協働輪島の主体的な活動を伴走支援し、拠点の自立を目指す。
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滑川からの後方支援物資・食材・派遣メンバーを月ごとに輪島へ届ける。
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記録と発信「市民の相談から拠点を立ち上げるプロセス」を記録し、次の災害の担い手に手渡す。
VOICE拠点に関わった人たちの声
輪島の子どもたちに、こうやって場所ができるとは思わなかった。相談してよかった。— 輪島市民
子ども食堂に来ると、同世代の友達に会える。それがうれしい。— 輪島の子ども
毎週の配食が、うちの家族の安心につながっている。— 輪島の親御さん
伴走支援が心強い、仲間がいるから活動できる。— 支援団体「虹」
こうした声の積み重ねが、「市民の相談から拠点は立ち上げられる」という事実を証明しています。
COLLABORATIONつくり手たち
このプロジェクトは、市民・地元支援団体・行政・外部支援者が、対等な立場でチームを組んで動いています。
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輪島市民(相談の発信者)
「子どもたちに居場所を」の声を最初に上げた、プロジェクトの原点。
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輪島市の支援団体「虹」
現地運営の主役。輪島の子どもたちに一番近い立場で、日々の居場所を支える。
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一般社団法人ばいにゃこ村(樋口幸男 執行理事)
滑川からの伴走支援・後方支援拠点の運営・拠点立ち上げの実務を担う。
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輪島市行政
地域ニーズの共有と、拠点運営の公的サポート。
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滑川市社会福祉協議会/滑川市
滑川側の子ども食堂・後方支援体制のパートナー。
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子どもサポート基金
資金面での支援を通じて、拠点運営と食支援の継続を後押し。
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全国の子ども支援NPO
ノウハウ共有と、被災地の子ども支援の連携ネットワーク。
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中滑川複合施設メリカ
物資集積・準備調理・派遣メンバーの集結地として、輪島の拠点を裏側から支える。
FIELDこのプロジェクトは「まち」が学びのフィールドです
「困っている子どもを助けたい」という気持ちは、多くの人が持っています。しかし、その気持ちを実際の拠点や仕組みに変えるプロセスを、間近で見る機会は多くありません。市民の相談を受け止め、地元と連携し、拠点を開き、資金を集め、継続する——このプロジェクトは、その全工程を学べる「まちの学校」です。
輪島に通うこと、滑川で準備をすること、子ども食堂の配膳を手伝うこと、SNSで発信すること——どの関わり方も、次の災害で誰かの居場所を立ち上げるための予行演習になります。「支援する」というより、「一緒に、輪島の明日を考える仲間になる」。それが、このプロジェクトが提供している最大の学びかもしれません。
経験不問。輪島の子どもたちの居場所を、一緒に育てていきませんか。













